毛髪を草木にたとえると、頭皮はそれを支える大地である。では、頭皮の下にもぐっている毛根部はというと、この部分は草木の根にあたります。根がしっかりはっていなければ植物が十分に育たないように、毛根が丈夫でなければ、表面に出ている毛幹部の成長も望めません。

頭皮の下の毛髪、毛根部は表皮が落ち込んだような形の毛包に包まれています。毛根のいちばん奥にある毛球には、毛乳頭というくぽみと毛母など、さまざまな組織があって、毛髪をつくり出すために働いています。毛乳頭には毛細血管が入り込み、毛髪の原料となる血液中のアミノ酸やミネラルなどの栄養分を運んできます。

また、毛母では、毛髪の組織となる毛母細胞が生まれます。この毛母細胞は、髪の製造工場ともいえる部分で、毛乳頭から運ばれてきた栄養分からの指示を受けて細胞分裂を繰り返し、やがて毛髪が誕生します。

毛髪の健康やヘアケアについて考えるとき、とかく目に見える毛幹部にだけ関心が集まりがちですが、健康で丈夫な毛髪を育てるには、毛髪を生み出し育てる毛根にダメージを与えないように、注意する必要があるのです。




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