草木が生き生きと元気に育つには、水分や栄養分たっぷりの土にしっかりと根をはる必要があります。これは毛髪についても同じです。毛髪が草木だとしたら、頭皮は土台になる土です。じょうぶで美しい毛髪を取り戻し、それを維持するには、頭皮の健康状態がカギを握ります。

毛髪を育てる大地である頭皮は、全身の皮膚と同じように、外側から表皮、真皮、皮下脂肪組織という三つの層でできています。このうち、真皮の中にある皮脂腺というところでは皮脂がつくられています。

皮脂のおもな成分は中性脂肪。ほかにスクアレンやワックス類の脂も含んでいます。皮脂は皮脂腺でつくられ毛穴から分泌されるので、毛穴のない手のひらや足の裏からは出てきません、そのため、手のひらや足の裏は、冬になって空気が乾燥してくるとカサカサしがちです。

逆に、毛穴の多い部位、つまり頭皮や顔、背中、胸部などからは、皮脂が盛んに分泌されます。分泌された皮脂は、皮膚表面を覆って保護する役割があるのですが、その分泌量が多すぎる場合は脂性肌、少なすぎる場合は乾燥肌と呼ばれ、どちらもさまざまなトラブルのもとになります。

頭皮の皮脂も、からだのほかの部位と同じように、頭皮を保護し、適度な潤いのある状態を保つ役目を果たしています。そのおかげで、大切な髪を守り育てることができるのです。しかし、頭皮からは、からだのほかの部位に比べて、皮脂が多く分泌されています。毛穴の数が多く、密集しているためです。それだけに、ケアが適切でない場合には、トラブルが起こりやすくなります。




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