毛髪には一定のヘアサイクルがある


毛髪にも寿命があります。放っておけば、際限なく仲びていくわけではなく、寿命が尽きれば自然に抜けていきます。しかし、抜けてから3か月ほどすると、また新しい髪が生えてきます。こうした髪の成長サイクルをヘアサイクル(毛周期)といいます。 髪は、毛母細胞が刺激を受けて分裂を繰り返し、成長を始めます。これを成長期といい、男性で3~5年、女性で4~6年と言われています。男女間の違いは、女性ホルモンに髪の成長を促す作用があるために起こります。成長期には、毛母細胞のタンパク質が変化して、硬く張りのある髪として伸・・・

毛髪は毛根で育てられる


毛髪を草木にたとえると、頭皮はそれを支える大地である。では、頭皮の下にもぐっている毛根部はというと、この部分は草木の根にあたります。根がしっかりはっていなければ植物が十分に育たないように、毛根が丈夫でなければ、表面に出ている毛幹部の成長も望めません。 頭皮の下の毛髪、毛根部は表皮が落ち込んだような形の毛包に包まれています。毛根のいちばん奥にある毛球には、毛乳頭というくぽみと毛母など、さまざまな組織があって、毛髪をつくり出すために働いています。毛乳頭には毛細血管が入り込み、毛髪の原料となる血液中の・・・

傷ついたキユーティクルは元に戻らない


頭皮の表面から外に出そいる毛幹部の細胞はすでに死んでいるので、いったん傷ついたら再生することはありません。つまり、はがれたキユーティクルはー度と元には戻らず、髪が生え変わって出てくるのを待つ以外にないのですキユーティクルは、無理なブラッシングやシャンプー、パーマ、ヘアダイ、紫外線、ドライヤーの熱など、さまざまな刺激によって傷つき、はがれます。そうなると、髪の保水力が落ちるためにパサついて枝毛が増えたり、タンパク質が失われるのでうるおいや張りもなくなってしまいます。 こうした理由から、「キユーティ・・・

毛髪はのり巻きのような3層構造


毛髪は、頭皮の表面から外に出ている部分(毛幹部)と頭皮の下にもぐっている部分(毛根部)に分けられます。毛根部は生きている細胞でできていますが、一般に「髪の毛」と呼ばれている毛幹部はすでに死んだ細胞でできています。そのため、毛幹部は一度傷つくと、髪の毛自体に治癒する力がないため治りません。 人間の毛髪は約10万本。その1本1本の毛幹部は、のり巻きのような3層構造をしています。中心部のかんぴょうやキュウリにあたる部分は毛髄質(メデュラ)、その外側のごはんに該当する部分は毛皮質(コルテックス)、そして・・・

頭皮は毛髪を育てる大地


草木が生き生きと元気に育つには、水分や栄養分たっぷりの土にしっかりと根をはる必要があります。これは毛髪についても同じです。毛髪が草木だとしたら、頭皮は土台になる土です。じょうぶで美しい毛髪を取り戻し、それを維持するには、頭皮の健康状態がカギを握ります。 毛髪を育てる大地である頭皮は、全身の皮膚と同じように、外側から表皮、真皮、皮下脂肪組織という三つの層でできています。このうち、真皮の中にある皮脂腺というところでは皮脂がつくられています。 皮脂のおもな成分は中性脂肪。ほかにスクアレンやワックス類の・・・

いわゆる美容行為


最近は、少しの白髪でもすぐヘアダイをする人が増えてきました。 ところが、その毛染めが白髪の原因として注目されだしました。 白髪をかくすための毛染め料は、皮肉にも毛髪の栄養を害して毛をいため、健康な髪まで白髪にしてしまうほか、天然のメラニン色素まで破壊してしまいます。これは実に有害なものですから、その使用には充分注意しなければなりません。 また、パーマネントやナイロンブラシによるブラッシングも、毛根をいためることになり、白髪をつくる原因になることもあります。 さらに、シャンプーやリンス剤も、製品を・・・

薬ののみすぎ、使いすぎ


白髪の原因のーつとして、薬の乱用があげられます。 昔から、砥素剤を連用すると白髪になることはよく知られていましたが、そのほかにも、クロロキン製剤、抗てんかん薬をはじめ、大量に投与された抗生物質やその他の薬剤でも過剰に使用すると白髪を起こすことがあります。 薬剤は、あくまでも医師の指示によって、必要な量のみを使用すべきで、最近のブームのように、無暗に多くの薬を使用すべきではありません。

内分泌障害


一口に内分泌障害といっても多くの疾患がありますが、白髪にたいして、特に関係が深いのは、甲状腺の機能障害や脳下垂体の疾患で、検査の結果、それが証明される例もあります。 甲状腺はヨードをとり人れて甲状腺ホルモンを作り、このホルモンは体内の酸化を盛んにする作用があり、多すぎると物質の酸化分解がはげしく、やせて栄養障害を起こし、少なすぎると脂肪がたまりすぎて、皮脂腺の機能に害を与えます。 脳下垂体は体内のホルモンの中枢として、甲状腺刺激ホルモンや、メラニン細胞刺激ホルモンを分泌して、発毛や、毛髪の色素代・・・

過労と精神神経障害


若くして白髪になる人のなかには、脳の酷使によると思われる人もあります。また、それが嵩じて精神や神経の障害に至る場合も見られます。 しかし、この場合も、アンバランスな食生活が基になっている場合が多く、それが白髪に拍車をかけています。 つまり、酒、タバコ、強い香辛料などの興奮剤や徹夜マージャンなどの過労が、刺激性をたかめ、脱毛や白髪を起こしやすくしているのです。

胃腸機能の衰え


この場合も栄養のアンバランスと深く関係します。 胃腸の機能が衰えると、栄養素の消化吸収が悪くなり、かんじんの栄養分を体が活かすことが出来ず、栄養障害を起こしてしまいます。 そのために、折角合成されたメラニンが破壊されたり、毛皮質細胞にとり入れられなくなります。 私のクリニックに来られる患者さんでも、白髪になる人には、胃腸や肝臓に障害があり、顔色や体形もよくない人が多くみられます。

栄養のアンバランス


昔は、若年層の白髪は非常に少ないものでしたが、最近では、中高校生は勿論、小学生、ときには幼児にまで白髪のまじっているのをみかけることがあります。 これは、食事の欧米化にともなって急激に起こった、食生活のアンバランスと栄養障害によるもので、厚生労働省や日本栄養学会でも認めています。 加工食品や人工着色料をはじめ、かんたんな食品類が普及した結果、必須アミノ酸やヨードの供給不足をはじめ、ビタミン、ミネラルなどの大切な栄養素の不足を来しているからです。 こうした栄養障害は、単に白髪だけではなく、精神病、・・・

白髪はなぜ起こるのか


髪の美しい女の人を「みどりなす黒髪」と言いますが、これは外国人にとっては大へんな憧れであり、またチャームポイントでもあります。 最近ではシラガが少しでもあると、すぐヘアダイをする人が多く、白髪の人を街で見かけることは少なくなりましたが、日常の診療にたずさわっているとシラガの人が多くなったのに気付きます。 髪を黒くしているのはメラニン色素で毛皮質に含まれています。 メラニン色素は、アミノ酸の一種であるフエニールアラニンからチロシンを経て体内で合成されます。メラニンを合成する細胞をメラノサイトと言い・・・

自分に似合う色はどうやって見つければいい?


一般的に、髪の細い人が白髪を染めると黄みが強くなり、髪の太い人は赤みが強くなります。日本人の黒髪の場合は赤みが強いので、アッシュ系のブラウン(赤みを抑えた色)を使うとナチュラルなブラウンに仕上がります。また、白髪が少ない人は仕上がりが暗めになるので、仕上げたいイメージの色より一段明るい色、白髪が多い人は一段暗めの色を選ぶと、自然。自分で染める場合、明るすぎる色は避け、できるだけ自毛に近い色のものを選ぶのがおすすめです。

白髪染めとヘアカラー、どちらを使うべき?


白髪染めは、白髪の多い人が使うと仕上がりがきれいですが、少ない人が使うとやや暗めのトーンに仕上がる傾向にあります。反対に、ヘアカラーは、白髪が少ない人が使うときれいに仕上がりますが、多い人が使うと白髪の部分が思ったように染まらず、自毛の色との差がくっきりしてかえって目立つことも。自分の白髪の量に合わせて選びましょう。

肌に白髪染めの色がついたとき、どう落とせばいい?


肌に白髪染めやヘアカラーなどの色がついても、ご心配なく。洗顔や入浴によって少しずつ落ちていきます。肌についたときには洗顔フオームを、頭皮についたときにはシャンプーを、手についたときには石けんを、よく泡立てて着色した部分になじませるようにして洗います。ヘアマニキュアは、ヘアカラーよりも落としにくいのですが、やはり自然に落ちていきます。慌ててゴシゴシこすり落とそうとしても色は落ちませんし、肌を傷める原因に。

白髪が出やすいところは?


「分け目など目立つところにばっかり白髪が生えてくる~!」と思っている人はいませんか? じつは白髪にも出やすい場所があるのです。もっとも生えやすいところは、側頭部。もみ上げやこめかみのあたりです。次が、生え際などの前頭部。つまり、白髪は見つけやすい「横」と「前」に生えやすいというわけ。なぜそうなるのかはよくわかっていません。染めるときには、この2ポイントを意識してカラー剤をなじませるといいでしょう。

白髪染めが残ったらとっておいてOK?


ヘアマニキュアは保存が可能ですが、ヘアカラーやブリーチのうち、1剤と2剤を混合して使うものは保存できません。混合液を密閉した容器に保存すると、ガスが発生し、容器が破裂したり、液があふれるおそれがあり危険です。残った混合液は必ず捨て、容器も洗うこと。また混合していなくても、空気に触れると酸化し、カラーリングの効果がなくなってきます。使用後はしっかりとキャップをして冷暗所で保存し、早く使いきりましょう。

なぜ白髪になるの?


髪の色は、髪の根元にあるメラノサイトという色素細胞でつくられたメラニンが、髪に送り込まれることによってつきます。メラニンが何かの原因で髪に送り込まれなくなると、白髪になってしまうのです。その原因として考えられているのが、加齢によるメラノサイトの働きの低下、極端なダイエットなどによる栄養障害、ストレスによる血行の悪化など。また、遺伝的な影響もあり、両親に白髪が多い人は白髪が多くなる傾向があります。

白髪を染めている人がパーマをかけてもOK?


白髪染めとパーマの両方を行っても、もちろんOKです。ただ、白髪染めをしたあとにパーマをかけると、パーマ液の作用で色が抜けやすく、せっかくの白髪染めの色があせたり、変色することがあります。パーマをかけたあとに白髪染めをするのがおすすめのタイミング。またパーマ後は髪が傷みやすくなっているので、1~2週間ほどおいてから染めると髪への負担を減らせます。

白髪は速く伸びる?


実際に、黒髪に比べて白髪は遠く伸びることがわかっています。白髪の場合、細胞分裂のとき、メラノサイトがメラニンを細胞に送り込むことがありません。つまり、黒髪の場合と比べて作業工程の中に色をつける手間が省かれているので、その分時間が短縮され、遠く伸びていくというわけです。



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