いわゆる美容行為


最近は、少しの白髪でもすぐヘアダイをする人が増えてきました。 ところが、その毛染めが白髪の原因として注目されだしました。 白髪をかくすための毛染め料は、皮肉にも毛髪の栄養を害して毛をいため、健康な髪まで白髪にしてしまうほか、天然のメラニン色素まで破壊してしまいます。これは実に有害なものですから、その使用には充分注意しなければなりません。 また、パーマネントやナイロンブラシによるブラッシングも、毛根をいためることになり、白髪をつくる原因になることもあります。 さらに、シャンプーやリンス剤も、製品を・・・



薬ののみすぎ、使いすぎ


白髪の原因のーつとして、薬の乱用があげられます。 昔から、砥素剤を連用すると白髪になることはよく知られていましたが、そのほかにも、クロロキン製剤、抗てんかん薬をはじめ、大量に投与された抗生物質やその他の薬剤でも過剰に使用すると白髪を起こすことがあります。 薬剤は、あくまでも医師の指示によって、必要な量のみを使用すべきで、最近のブームのように、無暗に多くの薬を使用すべきではありません。



内分泌障害


一口に内分泌障害といっても多くの疾患がありますが、白髪にたいして、特に関係が深いのは、甲状腺の機能障害や脳下垂体の疾患で、検査の結果、それが証明される例もあります。 甲状腺はヨードをとり人れて甲状腺ホルモンを作り、このホルモンは体内の酸化を盛んにする作用があり、多すぎると物質の酸化分解がはげしく、やせて栄養障害を起こし、少なすぎると脂肪がたまりすぎて、皮脂腺の機能に害を与えます。 脳下垂体は体内のホルモンの中枢として、甲状腺刺激ホルモンや、メラニン細胞刺激ホルモンを分泌して、発毛や、毛髪の色素代・・・



過労と精神神経障害


若くして白髪になる人のなかには、脳の酷使によると思われる人もあります。また、それが嵩じて精神や神経の障害に至る場合も見られます。 しかし、この場合も、アンバランスな食生活が基になっている場合が多く、それが白髪に拍車をかけています。 つまり、酒、タバコ、強い香辛料などの興奮剤や徹夜マージャンなどの過労が、刺激性をたかめ、脱毛や白髪を起こしやすくしているのです。



胃腸機能の衰え


この場合も栄養のアンバランスと深く関係します。 胃腸の機能が衰えると、栄養素の消化吸収が悪くなり、かんじんの栄養分を体が活かすことが出来ず、栄養障害を起こしてしまいます。 そのために、折角合成されたメラニンが破壊されたり、毛皮質細胞にとり入れられなくなります。 私のクリニックに来られる患者さんでも、白髪になる人には、胃腸や肝臓に障害があり、顔色や体形もよくない人が多くみられます。



栄養のアンバランス


昔は、若年層の白髪は非常に少ないものでしたが、最近では、中高校生は勿論、小学生、ときには幼児にまで白髪のまじっているのをみかけることがあります。 これは、食事の欧米化にともなって急激に起こった、食生活のアンバランスと栄養障害によるもので、厚生労働省や日本栄養学会でも認めています。 加工食品や人工着色料をはじめ、かんたんな食品類が普及した結果、必須アミノ酸やヨードの供給不足をはじめ、ビタミン、ミネラルなどの大切な栄養素の不足を来しているからです。 こうした栄養障害は、単に白髪だけではなく、精神病、・・・



白髪はなぜ起こるのか


髪の美しい女の人を「みどりなす黒髪」と言いますが、これは外国人にとっては大へんな憧れであり、またチャームポイントでもあります。 最近ではシラガが少しでもあると、すぐヘアダイをする人が多く、白髪の人を街で見かけることは少なくなりましたが、日常の診療にたずさわっているとシラガの人が多くなったのに気付きます。 髪を黒くしているのはメラニン色素で毛皮質に含まれています。 メラニン色素は、アミノ酸の一種であるフエニールアラニンからチロシンを経て体内で合成されます。メラニンを合成する細胞をメラノサイトと言い・・・



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