食事でとった栄養分は、第一に、生命の維持に直接かかわる心臓や脳、肝臓、腎臓などの器官で使われます。

また、からだのどこかに障害が起こったり疲労がたまっていたりする場合には、その部分を修復するために、栄養分が消費されます。

これに対して、同じからだの一部であっても、生命の維持に真っ先に影響するわけではない部分、例えば髪やつめ、皮膚などに栄養分が回ってくるのは、心臓や脳など重要な部分に十分に栄養分が行き渡ってからです。

ということは、髪やつめ、皮膚など、最後に栄養分が回ってくる部分に元気があるときは、からだ全体が健康であると言えるわけです。

髪は、からだの健康状態を側るバロメーターであるだけでなく、心のコンディションも知ることができます。

例えば、ストレスがたまってくると、抜け毛が増えたり毛が絹くなったりして、髪が薄くなってしまうことがよくあります。

発毛や育毛にもブレーキがかかりがちです。ところが、そんな状況でも、ストレスが解消されると、しだいに抜け毛は止まり、発毛が促されます。

このように、毛髪はからだだけでなく心の健康状態を正直に反映する「ものさし」のようなものなのです。毛髪の異常が全身性疾患や心の病気のシグナルになることもあるだけに、美容面だけにとらわれているわけにはいきません。



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