髪が薄くなってしまうと、外見だけでなく、困ることがいくつかあります。髪にはいくつかの重要な役目があるからです。おもなものを紹介しましょう。

一つは容易に想像がつくように、脳や頭皮を外部からの衝撃から守る役目です。何かにぶつかったとき、髪がクッション代わりになり、脳や頭皮を守ります。

二つめは、脳を暑さや寒さから守る役割です。脳は、生命活動の中枢です。その脳に、高温や低温の影響による損傷が起こると、生命そのものが脅かされかねません。

第三に、毛髪には、からだにとって有害な物質を体外に排出する作用があります。体内には、食事などによって、水銀や鉛、アルミニウムなどの有害な物質がとり入れられてしまいます。これらの有害物質が体内に一定量を超えて蓄積されると、健康上の問題が起こってきますが、からだは自らの健康を守るために、これらの有害物質を髪や体毛、汗を通して体外に排出しているのです。

さらに、頭皮との関係では、紫外線から守ったり皮脂を供給したり、保湿する、といった役目も果たしています。

このように、髪は私たちのからだを外からの衝撃や、体内に侵入してきた有害物質の攻撃から守ってくれる重要な存在です。これほどからだの健康と深い関係があるにもかかわらず、現実には髪が抜けて薄くなったり、細く弱くなるという問題が起きています。そこには、からだのどこかに抜け毛や薄毛などを引き起こす原因が潜んでいるからです。

髪が薄くなってしまうと、「年のせい」だとあきらめてしまう方が少なくありませんが、実際はほかに抜け毛や薄毛の原因がある可能性も大きいのです。「もう、このままでいい」などとあきらめず、自分のからだを守ってくれている大切な髪にもっと関心を持ち、抜け毛や薄毛の原因に合った正しい育毛法を実践し、張りのある元気な髪を取り戻したいものです。



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