毛髪にも寿命があります。放っておけば、際限なく仲びていくわけではなく、寿命が尽きれば自然に抜けていきます。しかし、抜けてから3か月ほどすると、また新しい髪が生えてきます。こうした髪の成長サイクルをヘアサイクル(毛周期)といいます。

髪は、毛母細胞が刺激を受けて分裂を繰り返し、成長を始めます。これを成長期といい、男性で3~5年、女性で4~6年と言われています。男女間の違いは、女性ホルモンに髪の成長を促す作用があるために起こります。成長期には、毛母細胞のタンパク質が変化して、硬く張りのある髪として伸びていきます。成長期の終わりころには、毛根は皮下組織にまでしっかり根を下ろしています。

やがて、毛髪の成長が鈍くなる移行期に人ると、毛球部は硬く小さくなり、毛母が毛乳頭から離れ、頭皮の表面近くまで上ってきます。この期間は約3週間です。

移行期が終わり、完全に髪の成長が止まると休止期(約3か月)です。古い髪の毛球が頭皮の上へ上がっていき、髪は抜け落ちます。それと同時に、毛根部では、新しい毛母と毛乳頭が一体となって、発毛の準備が始まります。

このように、毛髪は、1本1本が独立したヘアサイクルを持っており、独自に生え変わっています。休止期に入れば、髪が抜けるのは自然なこと。1日に90本程度抜けるのが平均的です。毛穴の中が健康な状態ならば、毛が抜け落ちると同時に、新しい髪の成長が始まります。

ところが、ストレスや栄養不足、男性ホルモンの影響などでヘアサイクルが乱れることがあります。休止期を迎える髪が増え、こうした移行がうまくいかなかったり、新たな発毛が起こるまでの期間が長くなる場合があります。すると、髪の数が全体的に少なく、薄い状態になってしまうのです。






このページの先頭へ