カンヌ国際映画祭世界最大の映画祭、カンヌ国際映画祭は独特である。そもそもイタリア、ムッソリーニのヴェネチア国際映画祭に対抗し、フランス政府の援助のもとに始まった。しかし、1939年に開催予定だった第1回は、結局戦争のために46年に延びることとなる。その後も、会場設備の問題などから48年、50年と中止が相次ぐなど当初は混乱も見られたが、51年からは映画祭としての環境が整備され、世界最大の国際映画祭へと成長していった。 |
ベルリン国際映画祭1951年に創立されたベルリン国際映画祭は、ベルリンの壁を挟んで東ドイツと接する西ドイツにとって、重要な意味を持っていた。それは東側に対する、豊かさと自由の象徴でもあったからだ。しかし一方、最初は国際映画祭と認められてはいなかった。そのため一流の国際的な審査員を集めることはできず、最初の頃は主に大衆投票であった。これは55年まで続き、公認映画祭となった56年からは国際的な映画人と知識人からなる審査委員会が選出するようになっている。 |
ヴェネツィア国際映画祭ヴェネチア国際映画祭は、世界で最も古い映画祭である。その始まりは1932年、市の観光の一環としてビエンナーレ現代美術展の“ヴェネチア映画芸術国際展”としてだった。その二年後に第2回が開かれ、以降は中止と変更が幾度かあったものの、基本的には毎年開催されている。 さてその中止と変更だが、言うまでもなく戦争のためである。ヴェネチアの場合は、それが最も不幸な形で影響を及ばしたと言っても間違いではあるまい。 |
映画のジャンルアクション映画1映画の主題は主人公が社会枠を貫通して目標に向かって行動する貫通行動にある。ぴあより出版されている『アクション・ムービー究極大鑑』はアクション映画の定義が難しいとしているが、観客により決める立場に沿っている。フランスの哲学者ジル・ドゥルーズは『シネマ1 運動イメージ』で映画の中のアクションの役割と効果について明確な定義をしているし、映画評論家の田山力哉は『映画小辞典』で各ジャンルにアクションは存在するとした見解を示している。 SF映画SF映画(エスエフえいが)は、SF(サイエンス・フィクション)をモチーフにした映画。宇宙人の襲来、宇宙旅行、宇宙戦争、海底探険、タイムマシンなどの題材がよく扱われる。SFは現在の世界とは違う作品世界を、社会的、文化的、技術的な考証を元に構築するが、SF映画では非現実の世界を映像で実現する事と、一般大衆を対象にした物語が要求され、作品世界の背景を解説するより、映像的な驚きに主体を置き、勧善懲悪の物語の作品が多い。 コメディ映画喜劇(きげき)とは、人を笑わせることを主体とした演劇や映画、ラジオやテレビのドラマ作品や、それらのなかの笑いを誘うやりとりを指す。コメディとも言う。西洋演劇に端を発するコメディ(Comedy)は、元々は悲劇(Tragedy)の対照を成すものであり、必ずしも笑えるものとは限らなかった。 スリラー映画スリラー映画とは、観客の緊張感や不安感を煽ることを狙いの一つにしているような映画。時として、恐怖感の増幅にもつながるので、ホラー映画と隣接しているようなこともある。 ファミリー映画ファミリー映画は、家族向けの映画。家族、大人と子供たちで一緒に鑑賞して、ともに楽しめる映画作品のことである。性的描写、暴力、嫌悪感を催すようなシーンのないこと、健全な娯楽として楽しめることが必須である。家族をテーマにした作品であっても、その悲惨な宿命や憎悪、社会的な困窮や動乱などをテーマにしたものでは、家族団欒での健全な娯楽とはならない。 典型的なファミリー映画としては、ウォルト・ディズニー作品の『ピノキオ』や『南海漂流』、日本では宮崎駿監督のスタジオジブリ作品、たとえば、『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』が挙げられるだろう。 |